職場で都合のいい人にならないためにやるべき対処法と予防策と注意点
職場で都合のいい人になっていませんか?
例えば、あなた以外の誰がやっても良いような仕事を頼まれて
自分だって忙しいのに、つい引き受けてしまってたり。
「これって私の仕事なの?!」と思うような雑務が
気付けばいつの間にかあなたの役目になっていたり。
職場で『私、なんだか都合のいい人扱いされているかも』と感じたり、
自分ばかり損な役回りをしているような気持ちになったりしていませんか?
同じ状況であっても捉え方は人それぞれなのかもしれないですが、
尊敬している上司や、頼りにしている先輩からの頼みごとなら
きっとそんな風に「私を都合のいいように使って!(怒)」なんて思わないはず。
けれど、職場で都合のいい人に思われているのかも…、とモヤモヤしていると
気分が良くないですし、仕事に集中もできないと思います。
そして、そんな気持ちが続くと業務的な部分だけでなく、精神面も疲れてしまいますよね。
職場で理不尽な扱いを受けて悩んだり、腑に落ちなくてしんどい思いをしているあなたの
少しでもお力になれたらうれしいです。
職場で都合のいい人にならないための対処法ポイント5つ
職場で都合のいい人にならないために、はっきりと「No!」と言わなくても
上手に立ち回っていく方法を身につけましょう。
早速、頼まれごとにどのように対応すれば良いか、実践しやすい対処法をご紹介していきます。
ご参考にして頂けるとうれしいです^^
笑顔を見せない
あなたは、面倒な仕事を頼まれたときでも嫌な顔をせずに
むしろ笑顔で対応なんてしていませんか?
あなたは、笑顔で即答で「いいですよ」と返事をするのは得意かもしれませんが
面倒な頼みごとをした相手は、そんなあなたの優しい対応にホッと安心して
また次も何かを依頼をしてくる可能性が高くなります。
繰り返し面倒な仕事の押し付けや理不尽な依頼をされないためには
困った顔や、少し悩む様子を見せて、すぐには返事をしないようにしてみましょう。
断りきれず最終的に「分かりました」と依頼を受けるとしても
「急ぎの仕事にとりかかっていて、そちらを優先したいので期限が間に合うか分からない」
と、自分も時間的に厳しい状況であると伝えましょう。
今後、また頼まれごとをされても、あなたは繰り返しそのような態度で示す。
これからは、笑顔で即答はやめて、
困った顔、少し悩んだ感じや、「ん~…」と間を作り考える様子を見せましょう。
いつか相手はあなた以外に頼める人を探すかもしれません。
そのように少しずつ少しずつ、あなたの気持ちを表に出してあげましょう。
表現する体験を積むことは自信へと繋がっていきます。
態度で示していると、やり取りを見ていた人が「困っているみたいですよ~」とフォローしてくれたり
「私が引き受けましょうか?」と助けてくれたり、うれしいハプニングがあるかもしれません^^
交渉する
相手が自分の仕事を他の人に任せるということは
誰に頼んでも差支えないような業務だったり、さほど急ぐ内容ではない可能性もありますので
「明日でも良いですか?」や「今週末までなら出来ますが、それでも良いですか?」
と期限を交渉をしてみましょう。
『スムーズに動いてくれない』と思わせることができたら
あっさりと違う誰かに頼み直すかもしれませんし、あなたは都合のいい人にはなりにくいでしょう。
しかし、相手が「もう少し急いでお願いできないか?」など言って食い下がってきた場合は
次の提案するをご覧ください。
【職場で都合のいい人】にならないためには、こちらも少々頑張らなくちゃいけません。
提案する
「その内容なら、私よりも得意な人がいるのでは?」と
他をあたってほしいことを伝えてみましょう。
「できません」と言ってはいないですが、遠回しに断っています。
相手は『お願いするのはムリそうだな』と、あなたへの依頼はあきらめるかもしれません。
実際に得手不得手はありますから、あなたは無理をせずに仕事を断ることがあってもいいのです。
一度でも断わられると相手はお願いしにくくなって、あなたも都合のいい人にはなりにくくなります。
そして、大切なのはそのように主張をしたり、自分の意見を述べたり、
『相手に言うことができた!』という経験を積むことです。
断るのが難しければ、更に次の条件を付けるをご覧ください。
簡単に【職場で都合のいい人】になってはいけませんよ、踏ん張りましょう^^
交換条件を付ける
もしかしたら、相手は自信のない仕事をあなたにしか出来ないと頼ってきているのかもしれません。
けれど、了承すれば、あなたの仕事量が増えてしまいますので
「代わりに〇〇の件をお願いできますか?」と交換条件をつけてみましょう。
相手が条件をのめば、お互いに頼り合った関係ですので
あなたは単なる【職場で都合のいい人】ではありません。
もしかすると、相手は『代わりにそっちの仕事しないといけないなら、いいや。』と
あなたへの依頼はあきらめるかもしれませんね。
日頃から業務の優先順位をつけておいて
あなた自身も、いざという時に誰かにお願いできる仕事を用意しておいても良いと思います^^
あなたが困ったときは、あなたも職場の人に頼っていいのです。
あなたは誰かを頼ったり、お願い事をするのが苦手に思っているかもしれないですが
あなた自身が頼る機会が少ないので、《持ちつ持たれつ》のバランスにならずに
《持ちつ持ちつ》になっているのかもしれません。
持(も)ちつ持(も)たれつ の解説
互いに助け合うさま。相互に助けたり助けられたりするさま。「―の関係だ」
―goo国語辞典より引用―
選択肢を提示してもらう
先に挙げた4つの方法とは目線を変えて
受け身ではなく、あなたが優位なポジションを確保しましょう。
ただの【職場で都合のいい人】とは違います^^
相手から「〇〇をお願いできないか?」と依頼された時に
「全部は難しいが、▲▲の部分であればできる」だったり
「〇〇の件や、他のことであれば手伝える」と言って
本来の依頼事から逃れたいときは、他に手伝って欲しいことはないかと話を変えてみましょう。
いくつか選択肢があれば、その中から「◇◇なら手伝える」とあなたが選ぶ。
手を貸すのは良いけれど、手伝う内容はあなたが決めるのです。
職場で都合のいい人にならないために大切な予防策
職場で都合のいい人にならないための予防策はたった一つです。
それは、自分を大切にすること。
『そんなこと?!』と思われたかもしれません。
【職場で都合のいい人】扱いをされてしまう人の特徴は、受け身で主体性が乏しいことが多いのです。
相手に合わせて行動するのが得意で自分の意見をあまり主張しないために
【職場で都合のいい人】になりやすい状況を作ってしまいます。
自分のことは後回しにしていたり、
相手に気を使いすぎて無理をしていたり、
断ったり自分の意見が言えないでストレスを溜めていたり。
これらは、あなたに当てはまっていませんか?
あなたが自分自身を大切に扱ってあげないと
あなたを都合よく使おうとする人が周囲に集まってきてしまいます。
そのように、あなたを利用しようと寄ってくる人は、あなたの気持ちは考えてくれません。
あなた自身が優しくていい人であることをやめる必要はありませんし
これからも、そのままでいて欲しいです^^
ただ、自分自身もやさしく丁寧に扱い、大切にしてあげましょう。
そのためには、自分の気持ちに素直になり、行動することは大切です。
今回ご紹介した対処法も《できる時》や《できない時》があるかもしれませんが
「3回に1回断れたらよし」という具合に少しずつチャレンジしてみてください。
その時に『これ以上は応じない、ここまで』という境界線を自分で決めておくと良いです。
注意点とまとめ
あなたが【職場で都合のいい人】になる必要はないのです。
困っている人を放っておけない、頼まれたらやってしまう…
そのような親切心を持つのは素晴らしいことです。
けれども、周りの人たちの期待は裏切っても良いです。
特に、避けたいのは「困った時、あの人に頼めば引き受けてくれる」という感覚が
周囲に浸透してしまうことです。
あなたの大切な時間は奪われますし、「私の仕事なの?!」という雑務が減りません。
ただ、注意しないといけないのは
【職場で都合のいい人】扱いされたくないという気持ちに囚われすぎて
仕事を断り続けるのも良くないですから、
本当に断っても良い仕事かどうかは見極める必要があります。
単に「扱いにくい人」や「わがままな人」とならないように気を付けましょう。
困った時はお互い様と、あなたも誰かに仕事をお願いできたり
頼り合える関係を築くのが理想ですね^^
気持ち良く働くためにも無理をしないことが一番の大切なことです。